この記事のもくじ
幸せは何でできているのか?幸せの構成要素とは?
最初になぜお金とココロの両方を整えることが必要なのかをお伝えしました。
※前の記事はこちら
そのなかで、お金は幸せのサポートをしてくれますが、お金が幸せのすべてではないと書きました。
確かに、お金持ちでも幸せでない人もいますし、お金をたくさん持っていなくても幸せな人はいますよね。
では幸せとは何でできているのでしょうか?考えたことがありますか?
お金だけがあっても幸せになれないし、愛だけでは食べていけない(と、子供の頃に親に言われたことがあります笑)。
それではお金と愛があればいいのか?
まだほかにも要素がありそうですね。
私はバランスが大事だなと思うんです。
0か100の思考で、お金だけでもダメですし、愛だけでもダメなのだとしたら、それぞれがちょうどよいバランスで成り立っていることが大事だと思うんです。
幸せを構成する8つの要素と円の関係
8つの要素とは
私が考える幸せの構成要素はこちらの8つです。
健康
身体の健康はもちろん、心の健康も含まれます。
エネルギーや美というワードもこの項目に関連付けられます。
人間関係
家族、友人、パートナーなどすべての人間関係を含みます。
人生の輪では家族やパートナーなどの近しい関係と、その他友人などの関係は別項目になっていますが、こちらでは1つの「人間関係」という項目にまとめています。
自己成長
自身の学びや自己成長にフォーカスしたときに、自分が望む学びができているか、望む成長が得られているかどうかです。
ある分野の勉強をしたいと思っているけどそれができていないのであれば、数値は低くなるかもしれません。
仕事
仕事やライフワーク、自身のキャリア設計が望むものになっているかどうか。
自分が思い描くキャリアプランやキャリアチェンジができているかどうかです。
経済
収入や資産が満足のいく水準であるかどうか。金額が平均と比べて高いか少ないか、収入や貯蓄が多いか少ないか、ということに意識がいきがちかもしれませんが、自分の満足度で考えてみてください。
環境
主に物理的な環境のことです。居住空間や生活空間など、自身が時間を過ごす空間に対する満足度です。
1日の多くを職場などで過ごすのであれば、その職場環境も含めて考えるといいですね。
趣味・余暇
自分が自由にできる時間のことを指します。
自由な時間で遊んだり、趣味に没頭したり、自由な時間を望むようにとることができて、やりたいことに費やせているでしょうか。
貢献
こちらは人生の輪にはない項目です。
他者への貢献って実は自分への幸福感に大きく寄与する部分です。
貢献にも金銭的貢献、労働での貢献、時間を対価としての貢献など様々なものがありますが、他者への貢献はどれくらいできているでしょうか。
幸せの要素を満たしていく順番
これらの各項目を10点満点としたときに、すべてが10点満点に近くなり、円の面積が大きくなればなるほど、自らの目標や理想に近い状態と言えますね。
コーチングを学んだり受けたりしたことがある人は「人生の輪」というものを見たことがあるかもしれません。
この図も人生の輪と項目はほぼ同じですし、いまのライフスタイルの現状把握や目標とのギャップを数値化して可視化することにはかわりないのですが、最も大きな違いは項目の順番です。
健康を先頭に時計回りで順番に満たしていくことが重要です。
なぜなら、健康は幸せのすべてではありませんが、健康を失うとすべてを失います。
だからまずは「健康」という土台を盤石にする必要があります。
そして次は「人間関係」。
人生の悩みの8割は人間関係と言われるように、人間関係が良好にできると大抵の問題はクリアになると言っても過言ではありません。
このように順番にも意味があります。
お金があれば幸せになれるという勘違い
私たちはときどき、もっとお金があれば幸せになれるのになぁというようにお金があれば幸せになれると考えてしまうことがあります。
実際には、お金を手に入れることは、この8つのなかの1つの項目、「経済」の満足度を高めるにすぎません。
なぜ私たちはお金があれば幸せだと思うのか?
ただし、現代の世の中では貨幣経済ですから、お金というものがありとあらゆるものとの交換に使われています。
だからこそ、まるでお金は万能かのような錯覚さえも覚えます。
たとえば、お金を手にいれることは、健康のためのサプリメントや食品、健康を増進するためのジムへの入会など、「健康」の項目を10点満点に近づける手助けをすることにもなるかもしれません。
もしくは、潤沢なお金があれば、自分が理想としている住居やオフィスを借りることができて、「環境」の項目を理想に近づけることができるかもしれません。
このように、お金を手に入れることは、「経済」だけでなく、そのほかの項目の満足度も高める結果につながるので、「幸せ」になれるという勘違いがうまれやすいのではないでしょうか。
ちなみに、見出しに「お金があれば幸せになれるという勘違い」と、デ~ン!と「お金なんていらないのだ!」とでも言いたいかのように書いてしまっていますが、もちろんある一定量のお金は必要だと私も考えています。
一定量まではお金と幸福度は比例することが行動経済学の分野の研究結果としても発表されています。
ここでお伝えしたいのは、まさに「お金が幸せのすべてではない」ということです。
円を最大化することが「幸せ」に近づくこと
最後に、幸せの構成要素の8つをまとめて書いておきます。
- 健康
- 人間関係
- 自己成長
- 仕事
- 経済
- 環境
- 趣味、余暇
- 貢献
このサイトを含め、私の発信で伝えたいことは、「幸せ」の円をなるべく最大化することなんです。
ただ、「健康」という項目を10点満点の理想に近づけることは、筋トレを教えている方、パーソナルトレーナーさん、ヨガを教えている方、メイクアップアーティストさんなどなど、それぞれの専門の方がいらっしゃるはずです。
なので、私はこの8つでいうところのそのなかでも「経済」にあたる部分を高めるための発信をメインにしています。
ただし、「経済」の項目を高めることの目的は「幸せ」の円を最大化するためのはずです。
「経済」を高めることはその1つの手段にすぎず、最終目的は幸せになることなわけですよね。
私は幸せになるための1つの方法として、ココロの在り方も大事だと考えているので、「お金とココロ」という形で発信をしています。
このココロ(EQ)部分を高めることは、「健康」「人間関係」そしてもちろん「経済」にも関係してくる部分だと考えます。
幸せの話はウェルビーイングにも関連してきます。
ウェルビーイングという言葉はご存知でしょうか?こちらの記事もご参考にどうぞ