なぜ「お金」と「ココロ」なのか?IQとEQの両方の必要性

当サイトでは「お金とココロの両輪で豊かになること」が大事だと考えています。
つまり、両輪ですから、お金だけでもダメですし、お金とココロの両方があることで、相乗効果でより「豊かさ」が最大化できるのだと感じています。

お金があったら幸せになれるのか?

人生で一度は、「お金持ちになりたい」「あと収入が〇万円増えたらいいのに」などと考えたことがあるのではないでしょうか。
そう思う自体は悪いことではないですよね。
ただ、間違えてはいけないのが「お金持ちになったら幸せになれる」「あと収入が〇万円増えたら幸せになれる」と考えることです。

私は子供のころ、小学校に開業医の息子さんや社長の息子さんがいて、他の人たちとは違う「お金持ち」に見える人たちがいました。それでも、実は精神的に健康でなく入退院を繰り返していたり、学校で暴力を起こしていたりと、本人に「幸せかどうか?」なんて聞いたわけではありませんが、子供ながらに彼らが幸せじゃないように見えました。少なくとも私が「あぁなりたい」とは思いませんでした。

また、私が社会人になって働き出してからも、同じような感覚を覚えたことがあります。

私が勤めていた会社は外資系の金融機関だったので、営業社員の方は出来高制で収入は青天井だったのです。
なかには何千万と稼いでいる営業の方もいました。それでも、幸せそうな人とそうでない人がいるように見えました。

私は当時、営業の方とお話しする機会が多い仕事であり、「なぜ、お金をあんなにたくさん稼いでいるのに幸せでないんだろう?」と思っていました。

そんなの当たり前じゃないかと思う方もいるかもしれませんが、当時の私はそれを明確に言語化はできずにいました。
結論は簡単です。

「お金は幸せのサポートをしてくれますが、お金が幸せのすべてではない」ということです。

そして、のちにわたしが様々なことを勉強したり、体験してきてわかったことは、「お金がたくさんあって物質的に豊かであっても、ココロの平和が感じられなければ、幸せは感じられない」ということです。

豊かさとは?

では、まずはじめに「豊かさ」とはなんでしょうか?
「豊かさ」という抽象名詞の定義は人によって異なってくると思いますが、
意味を考えたときに最初に思い浮かべるのは「お金」「財産」などの言葉でしょうか?
ネットで検索してみるとWeblio辞書では

豊富であったり裕福であったりする度合いのことを幅広く指す表現。「豊か」の度合い。

とあります。
なんとなくピンとこないので今度は「豊か」を調べてみましょう笑。

 満ち足りて不足のないさま。十分にあるさま。
「黒髪の豊かな女性」「緑豊かな森」「才能の豊かな画家」「国際色豊かなマラソン大会」

 経済的に恵まれていてゆとりのあるさま。
「豊かな家に育つ」「豊かな生活」「給料日後で懐(ふところ)が豊かだ」

 心や態度に余裕があって、落ち着いているさま。
「豊かな心を育む音楽」「心豊かに余生を過ごす」

 量感のあるさま。「豊かな花房」「腰の豊かな丸み」

 他の語に付いて、基準・限度を超えているさまを表す。「六尺豊かな大男」

豊かという言葉で一番にイメージするのはここでいう1番、2番あたりでしょうか。
3番目にある「落ち着いているさま。」ですが、まさに私は「道端の花に気が付いてそれを綺麗だと思える心の余裕や、その感性」も大切な豊かさの1つだと思うんです。

なぜなら、そうしたココロの豊かさがないと、
・どんなにたくさんのお金があっても満たされない
・他人と比べて自分を不幸だと感じてしまう
などの状態になってしまうからです。

つまり、豊かさというのは物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも大事であるということです。
物質的な豊かさはお金によって叶えられますが、精神的な豊かさはココロを整えたり、鍛えたりする必要があるわけですね。

これは私自身が今に至るまでにたくさんの人に出会い、学び、本を読み、実際に感じてきたことですが、最近では、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の前野教授などによる「幸福学」という研究分野でもお金と幸福の関係性などが明らかにされてきています。

IQとは、EQとは

次に、IQとEQという言葉を聞いたことがありますか?
IQのほうがメジャーなのではと思いますが、EQも近年注目されているワードです。

IQはintelligence quotientの頭文字で、知能指数のことです。
知能の水準あるいは発達の程度を測定した検査の結果を表す数値として使われます。

IQと聞くと、小さいころたまごっちが流行った時に、みみっちはIQが高いというキャラクター設定だったのを思い出します笑。

EQはemotional quotientの頭文字で、感情指数、感情知性、こころの知能指数などと呼ばれます。
自分の感情を認識し、自制する能力、他者を共感的に理解する能力などのことを指します。

そしてこれをお金に当てはめて「お金のIQ お金のEQ」という本を本田健さんが出版されています。
私自身、社会人なりたての頃に読んだのですが、とても興味深く印象が強かったのを覚えています。

著者の本田健さんは本の中で
・お金のIQは、お金に関する本質的な知識や、税金や法律など
・お金のEQは、お金と健康的に付き合っていける度合、感謝できる心

と説明されています。

個人的には

・IQは知性、知識、アタマで考えること、やり方、doingという言葉でも表せますし、
・EQは感性、感情、ココロで感じること、あり方、beingと表せると考えます。

お金を手に入れるにはIQを高める、ココロを豊かにするにはEQを高める

冒頭で、豊かさとは物質的な豊かさだけではなく、精神的な豊かさも大事だと述べました。
物質的な豊かさはお金を得ることで叶えられますが、お金を得るには、お金を稼いだり、守ったり、増やしたりすることが必要であり、お金に関する知識を学ぶ必要があります。

また、どんなにたくさんのお金があっても、精神的な豊かさやココロの余裕がなければ、その豊かさ自体を感じることができないですし、幸せも感じられません。

だからこそお金のことを学びつつ(IQ)、ココロ(EQ)についても学ぶ必要があると私は感じています。
イメージとしては下図です。
お金とココロ、IQとEQの関係

だからお金とココロの両方を学ぶ

最近ではYouTubeでも、ポータルサイトでも、本でも、お金について無料で学べるものはたくさんあります。
投資のやり方、資産運用の方法などの情報はどこからでも入手することができますが、当サイトでは

・お金の勉強を始めたいけど、何をはじめたらいいのか分からないお金の勉強の初心者さん向けに
・お金だけではなく、ココロについても一緒に学べるように
・投資や運用でお金を増やすことが目的ではなく、あくまで人生の自己実現のための1つの手段としてとらえられるように
・ウェルビーイングであること
・お金に向き合うことは人生に向き合うこと
といったことをテーマやキーワードに情報を発信していきます。

【お金とココロを学ぶ】の次の記事はこちら↓
幸せの構成要素とは?8つの要素

ABOUTこの記事をかいた人

【Dynamic Creation合同会社の社長/お金とココロの応援隊長/FP×コーチング】 新卒で外資系金融機関に入社し、税務や商品の知識教育の仕事に従事したのちに独立。 預金残高2万円というピンチを経験したあと、法人設立。 自らの体験と、コーチング・心理学・行動経済学などから、投資や運用で物理的に豊かになることだけでなく、精神的にも豊かになることが大事と 実感。 「お金とココロ」について伝えることがミッション! YouTubeみさとーく運営中