この記事のもくじ
続・幸せを感じるお金の使い方
幸福学界隈で研究されているお金と幸せの関係についてご紹介したいものは2つあります。
①他人のためにお金を使う
②モノよりコトにお金を使う
①についてはこちらの記事でご紹介しましたので合わせてご覧ください。
この記事では②について説明します。
この記事の内容を動画でご覧になりたい方はこちらからご覧ください。
※動画は約7分で視聴できます!倍速なら約4分です
モノよりコトにお金を使う
幸福学の第一人者 前野隆司教授
幸福学という学問の名前を命名し、日本で幸福に関する研究の第一人者として有名なのが慶応義塾大学の前野隆司教授です。
幸福学は前野教授によると、
アンケートによる主観的幸福や様々な計測による客観的幸福を比較することによって、何が幸福に影響するかを明らかにする研究分野
です。
幸福学と前野教授のお話しはこちらの記事でも触れていますのでご覧ください。
地位財と非地位財
前野教授のお話しで非常に分かりやすいのが地位財と非地位財のお話しです。
・地位財=お金、モノ、地位など他人と比較して満足が得られる財産
・非地位財=安心、心、自由、愛情、帰属意識など他人との比較とは関係なく満足が得られる財産
そして、非地位財、つまりコトにお金を使うほうが幸せは長続きするというものです。
前野教授の説明では、たとえば、地位財にあたる洋服やブランド物のバッグなどは、買っても新しいものが出てくればまたそれが欲しくなります。
ならば、高級車を買うよりも、普通の車でもいいからその車で誰かとドライブに出かけたりするほうが幸福度は高まるというお話しがありました。
モノよりコトのほうが思い出に残る
私も過去のことを思い返してみます。
大学生の時のデートってお金もそんなにないので、いつもいつもどこかに出かけて美味しいものを食べたり、モノを買ってばかりはいられません。
もちろん、普段はあまり行かないような高いお店に行って食事をしたり、プレゼントを贈り合うこともハッピーではあります。
それでも、思い返すと記憶に強く残っているのはこんなささやかなことです。
公園でのんびりじっくりおしゃべりをしたり、お金がないながらに手作りで料理やお菓子を一緒に作ったり。
そんな思い出のほうがいまでもなぜかずっと記憶に残っています。
モノより”体験”にお金を使ってみる
私が特におススメしたいのは体験にお金を使ってみることです。
これまた不思議なのですが、モノにお金を使って後悔したことはありますが、体験にお金を使って後悔したことと言うのはあまり思い当たりません。
たとえば、以前わたしはバッグを衝動買いしてしまったことがあります。
そのバッグは買わなくても良かったなと、あとから若干後悔の念が出てきたことがありました。
確かに可愛いし、いままで持っていない形や色でした。
でも、普段使っている長財布を入れるには小さくて使いづらかったんです(笑)
一方で、以前、スカイダイビングをやってみました。
日ごろからやったことないことをやってみるとか、行ったことないところに行ってみるという価値観を大事にしているので、スカイダイビングをずっとやってみたいと思っていました。
実際にやってみたら、ちょっと怖かったです!
というのは私にとっては落下しているときが怖いのではなく、パラシュートを開いた後にふわふわ揺れるのが怖かったんです。
乗り物酔いをしやすいタイプで、ブランコでも気持ち悪くなってしまうことがあるので、パラシュートが風に揺られて地面を目指すまでの間というのが私には気持ち悪かったんです(笑)
でも、この体験はバックを買ったときとは違ってスカイダイビングをやらなければ良かったという考えにはなりませんでした。
スカイダイビングはやってみて初めて「私には気持ち悪い!」ということが分かったのですから。
まとめ
今回は幸せなお金の使い方として、モノよりコトにお金を使うという方法をお伝えしました。
なんとなく体験談としても、モノよりコトのほうが幸福を感じた経験がみなさんにもあるのではないでしょうか?
もし、モノ消費ばかりしていたら、今後はコトにもお金を使う比率を増やしてみてはどうでしょうか。
幸せなお金の使い方の1つめの記事、他人のためにお金を使うもぜひご覧ください。